【鬱?】秒速5センチメートル感想考察。明里を叩く奴は恋愛経験0。

個人的に新海誠作品で最高傑作認定している「秒速5センチメートル」。

時代背景は1990年代の作品となっています。

秒速マニアを自称する私が感想と考察をこのページで書きました。

秒速5センチメートルについてもっと詳しく知りたい、色んな見解を目にしたい方は最後までご覧ください。かなり濃密な内容となっています。(自信あり)

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秒速5センチメートルのあらすじ

まずは秒速5センチメートルのあらすじから。

「既に秒速5センチメートル見終わったよ!」という方はあらすじ部分を飛ばして感想部分から読んでください。

第1章 桜花抄

貴樹と明里はともに転勤族という家庭環境。

貴樹は東京の学校に通い始めてから1年後に明里も転入してきた。

家庭環境や性格が近いこともあってか、自然と二人の仲は縮まっていく。

しかし、明里は小学校を卒業するタイミングで栃木へ転校することが決まってしまう。

その後二人は文通を始めるが、貴樹も中学1年の冬というタイミングで鹿児島(種子島)へ引っ越すことが決定してしまった。

焦燥感を覚えた貴樹は、3月に明里に会いに行くことを決める。

1995年3月。季節外れの大雪により電車は遅延したが無事に2人は会うことが出来た。

雪降る桜の木の下で二人は唇を重ねる。お互いに手紙を渡すことはできなかった。

第2章 コスモナウト

中学2年より貴樹は種子島の学校に転校する。別れの時に約束した文通や電話も時間の流れと共に自然消滅。

時は過ぎ1999年。高校3年生の澄田花苗は貴樹が転校してきた頃(中学2年生)から彼に恋をしていた。

これからの進路や恋にも悩み、趣味のサーフィンでも思うように波に乗れない。

それでも、自分だけでなく貴樹も悩みながら生きていることを知り、気持ちが吹っ切れて告白することを決意する。

ある日二人で帰宅していると、その帰り道で花苗のバイクが故障してしまう。

花苗は告白しようとするが、その瞬間に貴樹が遠い場所を見つめていることを察してしまい気持ちを伝えることが出来なかった。

その晩、花苗はどうしようもできない想いを吐き出すように自分の部屋で泣きじゃくり眠りについた。

第3章 秒速5センチメートル

社会人となった貴樹は東京のIT関連会社でエンジニアとして働いていた。

はっきりとした目標はないものの、高い場所を目指してただ黙々と仕事に励んでいたがついに限界がきて退職を決意する。

東京で3年間付き合った彼女もいたが、「心は1センチしか近づかなかった」というメールとともに別れを告げられた。

貴樹の心がここに無い事を見透かされたかのように。

2008年のある日。貴樹は小学校時代から馴染みの踏切を歩く。

その時、明里と思わしき女性とすれ違いざまに遭遇する。

踏切を歩き終えた貴樹は後ろを振り向くが、そこには女性の姿はなかった。

それを見た貴樹は、軽く微笑みながら再び歩みを始めた。

秒速5センチメートルの感想考察。鬱になるのか?

あらすじも書いたところで、次は感想と考察です。

基本的に男が鬱になりやすく、明里を叩く奴は恋愛経験に乏しい

さて、記事のタイトルで書いた内容ですね。

あくまでも個人の意見ですが、秒速5センチメートルで鬱になるのは男性が多いのでは無いでしょうか。

貴樹は男ですから思わず感情移入してしまう人もいたはずです。貴樹と明里が結ばれずガックリしたというパターンですね。

貴樹はラストシーンで微笑んだ(明里への思いを吹っ切れた)ので個人的には鬱になりませんでしたが、事実だけを抜き取ると二人の関係は完全に破綻したわけなので。

また、2ch(5ch)で見かける意見に、「明里は裏切り者」、「明里は最低」というものがあります。

まあ、でもそういうやつに限ってリアルの恋愛経験は少ないと思いますね。

恋愛経験0は言いすぎたかもしれません。笑

まあ冷静に考えたら、そのような意見は独りよがりだと分かるはずですが。

恋愛ってうまくいかない事のほうが多いし、都合よく進行しないんですよね。

二人の環境的にも自然消滅で妥当でしょう。思春期に遠距離恋愛なんて現実的に成立しずらいです。

そういった意味で、私は秒速5センチメートルは「等身大のラブストーリー」であると評価しています。

コミュニケーションが密接じゃないと恋愛はうまく続かない

やはり、種子島と栃木では地理的にも心理的にも遠すぎます。

現実的にコミュニケーションを取る手段が文通だけでは、やはり気持ちは離れていくのは必然でしょう。

お互いどんな風に成長したのか視覚で分からないですし。

もし、貴樹が思い切って直接会いに行くことがあれば結末も変わっていたかも知れませんが・・・。

「今のようにテレビ電話がある時代だったら・・・」なんて思っちゃいますね。

花苗は貴樹に告白していれば成功したと思う

第2章のコスモナウト。

花苗は貴樹への告白を決意したものの、結局思いを伝えられず終わってしまいました。

では、「花苗は貴樹へ告白していれば成功していたのか」という疑問を考察してみます。

結論から言えば、告白は成功していたでしょう。

まず、貴樹と花苗は二人一緒に帰宅するほどには親密な関係です。

普通に考えたら、ちょっと仲が良い程度の異性が一緒に帰るなんてことはないはずですからね。

実際、貴樹のクラスメイトは花苗のことを「遠野(貴樹)の彼女」と言っているシーンも作中で登場しています。

宇宙を眺める草原のシーンでも貴樹が花苗に「嬉しい。今日は会えなかったから」というセリフもありましたし確実に友達以上、彼女以下の関係であったことは間違いないです。

しかしながら、あの場面で告白が成功しても本当の意味で二人が結ばれることは無かったと思います。

社会人時代に貴樹が3年間付き合っていた女性との関係のようになってしまう可能性が・・・。

やはり、貴樹にとって明里の存在はあの時点ではかなり大きいものであったことが推測されるので。

漫画版の続きがあるなら、貴樹と花苗は本当の恋をするかもしれない


映画版の秒速5センチメートルでの貴樹と花苗のエピソードはコスモナウトでのみ語られます。

そのため、花苗が想いが届かなかった少女として物語の幕は下りてしまうわけです。

しかし、秒速5センチメートルの放送後に「漫画版 秒速5センチメートル」の発売が決定されました。

漫画版の秒速5センチメートルでは最終話に「空と海と詩」というタイトルで花苗のエピソードが収録されています。

まあ、花苗の10年後を描いたエピソードになりますね。

高校卒業後、花苗も前に進もうと一生懸命努力していますが貴樹のことがずっと脳裏に浮かんでいる状態です。

漫画内でも「亮」という男性に告白されますが、貴樹への感情を捨てきれられずにいます。

この感情に区切りをつけるため種子島から東京へ貴樹に会いに行き、結局会えなかったものの電話番号を知ったことで最終的に気持ちに区切りを付けました。(ただし、亮からの告白は断る)

そして最終シーン、種子島へ帰ろうとした花苗ですが貴樹らしい男性と偶然遭遇します。

そこで、物語は終了です。まあ、「この後の想像は個人にお任せします」な展開でしたね。

私はひねくれものではないので、新しい恋が始まるんじゃないかなと思いました。

貴樹も明里に囚われていた過去から決別できましたし、お互いフラットな関係で恋をスタートできるのではないでしょうか。

個人的に花苗は秒速で一番好きなキャラなので、幸せになってほしいという願望込みです。笑

結局、秒速5センチメートルはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか?

漫画版の話題も交じりましたが、秒速5センチメートルはハッピーエンドなのかバッドエンドなのかという点を考察します。

私は秒速5センチメートルは「バッドエンド」ではないという考察です。

ラストの踏切で、貴樹の表情が曇ったのならそりゃあバッドエンドでしょう。

しかし、貴樹は明らかに「前」を見て微笑んでいます。

これは過去(明里)との決別を意味し、自分の道を進んでいける事を暗示していると解釈しました。

明里が高校時代に貴樹との出会いを思い出に替えられたように、貴樹も明里との出会いを思い出へと変換できたのではないでしょうか。

もし、秒速5センチメートルが「鬱アニメ・鬱映画」だと思った人はもう一度鑑賞してみると世界が変わって見えるかもしれませんね。

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「秒速5センチメートル」に込められた意味、思いについて

「秒速5センチメートル」というタイトルに込められた意味・思いですが、ネットで検索するとかなり諸説があるようです。

純粋な意味としては「桜の花びらが落ちるスピード」ですが。

諸説の中でも有力だと感じたのが、「物事のスピードを強く感じてほしい」という意味・思いですね。

新海監督自身が秒速5センチメートルは「速度(時の流れ)をテーマにした作品」とインタビューで語っています。

シンプルだけど時間が流れていることが伝わるタイトルを考えた際、「秒速5センチメートル」というタイトルが脳裏に浮かんだのではないでしょうか。

秒速5センチメートルの主題歌「One more time,One more chance」について

秒速5センチメートルの主題歌ですが、山崎まさよしさんの名曲「One more time,One more chance」です。

実は1996年にリリースした曲であり、「月とキャベツ」という映画で主題歌として使われた歴史があります。

その曲が10年の時を経て再び世間の注目を浴びることになりました。

秒速5センチメートルのストーリーとマッチしている

「One more time,One more chance」の曲調や歌詞は、秒速5センチメートルの世界観・ストーリーとマッチしていると感じました。

一部歌詞
いつでも捜しているよどっかに君の姿を
向かいのホーム路地裏の窓
こんなとこにいるはずもないのに

願いがもし叶うなら
今すぐ君のもとへ

寂しさ紛らわすだけなら誰でもいいはずなのに

貴樹は社会人の現在に至るまで恋愛を経験していますが、ラストの踏切を渡り終えるシーンまでは貴樹の明里への感情は消えていません。

当然ですが、誰かへの感情を抱えたまま恋愛しても成功しませんよね。

貴樹の中学から社会人までの気持ちを表現した歌と解釈しても頷けるような内容です。

秒速5センチメートルの聖地リスト

秒速5センチメートルの聖地ですが、物語が複数の土地で進行しているので全部訪れるのは大変だと思います。

個人的には、お金があれば種子島に行ってみたいです。

コスモナウトで種子島の美しい風景に感動しましたからねー。

秒速5センチメートルの聖地
東京都

・豪徳寺、代々木公園、代々木八幡宮、参宮橋駅周辺、新宿駅

栃木県

・小山駅、岩舟駅、岩船山入口

鹿児島県(種子島)

・種子島中央高校、県道75号線、中山海岸、増田宇宙通信所、アイショップ石堂大平店、種子島空港跡地

結局のところ、秒速5センチメートルはかなり評価が分かれる作品。

ここまでダラダラと秒速5センチメートルの感想・考察を書いてきました。

書いていて思ったのが、やはり「評価が分かれる作品だなあ」ということですね。

私個人としては好きな作品ですが、過去に似たようなトラウマを抱えている人にとっては鬱展開に感じるかもしれないので。

実際に、秒速5センチメートルが合わなかったという人の意見を総括すると「鬱になった」という意見がとても多いですから。

あのラストは過去と決別し新しい人生を歩んでいく決意を示していると思いましたが、2人の恋愛が成就できなかったことに不満がある人は何だかんだで多いです。

君の名は。以前の新海作品自体は、割と人を選ぶタイプの作品が多いので仕方ないですね。

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まとめ

まとめ
・貴樹に自分を投影すると鬱になってしまうかもしれない

・明里を叩く意見は自らの恋愛経験が乏しいからだと思われる

・漫画版ラストの描写から貴樹と花苗は10年越しで恋愛関係になるかもしれない(想像)

・「One more time,One more chance」は秒速5センチメートルの世界観にピッタリの名曲

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