元々、ヨーロッパでは絶大な人気を誇っている自転車競技(ロードレース)。
日本ではロードレースが不遇の時期もありましたが、ロードレースを題材とした人気マンガ「弱虫ペダル」が登場するなど徐々に注目度は増してきています。
このページでは、サイクルロードレースを視聴できる配信サービスについて1つずつ解説しました。
最後まで読めば、あなたにとって最強の「ロードレース用配信サービス」が見つかるはずです。
DAZN

まず第1の候補となる、新進気鋭のスポーツ系動画配信サービスDAZNです。
ロードレース(自転車競技)で名を馳せたというよりは、野球やサッカーの放送で人気を獲得した動画配信サービスですね。
豊富な資金力を誇るDAZNですが、ロードレース界でも次々とコンテンツを獲得してパワーアップしています。
ロードレースを見る際にDAZNを選ぶメリット、デメリットを挙げてみました。(その前に放送スペック)
DAZN(ロードレース)の放送スペック
放送内容・・・UCIワールドツアー、UCIヨーロッパツアー、ジロ・デ・イタリア
視聴端末・・・TV、PC、スマホ(タブレット)、PS3・4 、XBOX、AppleTVなど
その他特徴・・・プロ野球、サッカー(Jリーグ、リーガエスパニョーラ、プレミアリーグ、セリエAなど)、ラグビー、バスケなどたくさんのスポーツを楽しめる
DAZN(ロードレース)のメリット

・UCIヨーロッパツアーが60試合も見れる
・ジロ・デ・イタリアの独占放映権を取得している
・ロードレース以外のスポーツ放送も充実で、コスパ良し
DAZNのメリットですが、まずはUCIワールドツアーの放送数が多いことですね。
要するにハイレベルなロードレースをバンバン見たいならDAZNがベストでしょう。
また、UCIワールドツアーより格はワンランク落ちますがUCIヨーロッパツアーが60試合も見れます。
ヨーロッパツアーの中でもHCレースは、UCIワールドツアーにも勝るとも劣らないハイレベルなレースが展開されるので見逃せません。
グランツールのうち、ジロ・デ・イタリアの独占放映権を獲得しているのもポイントですね。
ロードレース以外の視点ではプロ野球、サッカーなど他人気スポーツコンテンツもDAZNでガッツリ視聴できるのでコスパは最高だと言えます。
⇒レベルの高いレースを沢山見るならDAZN!公式サイトはこちら
DAZN(ロードレース)のデメリット

・J SPORTS(スカパー)と比べると、画質の面で劣る
DAZNのデメリットですが、まずはツールドフランスとブエルタアエスパーニャが見れないことですね。
また、DAZNは画質の面ではスカパーに敵いません。
DAZNはネット回線で、スカパーは衛星放送なので仕方ないですけど。
まあ、お世辞にも数年前まではDAZNの画質はほめられたものではありませんでした。
しかし、ここにきてサーバーの強化を筆頭にインフラストラクチャーの整備を行った成果なのか視聴環境は抜群に良くなった印象です。
最高な画質を追求するならスカパーですが、今のDAZNの画質でも大半が満足できそうなのでデメリットとすべきか迷いましたが一応書きました。
J SPORTS(スカパー)

DAZNに引き続き紹介するのがJ SPORTSです。
ロードレースの放送を長年続けている老舗ですね。
J SPORTS(ロードレース)の放送スペック
放送内容・・・UCIワールドツアー、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ、一部トラックレース
視聴端末・・・スマホ(タブレット)、PC、TV
その他特徴・・・スカパーだと番組も視聴可能、サイクルパックは自転車競技専門チャンネル
J SPORTS(ロードレース)のメリット
・ブエルタ・ア・エスパーニャを視聴できる
J SPORTSのメリットですが、ツールドフランスとブエルタアエスパーニャが放送されるということですね。
ツールドフランスはロードレース人気コンテンツですし、グランツールでも最も箔が付いた大会です。
普段はDAZNでロードレースを観戦していても、ツールドフランスとブエルタアエスパーニャの季節だけJ SPORTS(スカパー)と契約する人がいるくらいですから。
スカパー経由の場合は画質も良いので、そこもウリでしょうか。
J SPORTS(ロードレース)のデメリット
・配信レース数が少ない
・コストパフォーマンスが微妙
ツールドフランスに加えてブエルタアエスパーニャを視聴できるJ SPORTSですが、デメリットも複数あります。
まず第一にロードレース以外のコンテンツの弱さですね。J SPORTSのサイクルパックと契約した場合、自転車競技しか見れません。
全日本自転車競技選手権などトラックレースの放送もありますが、それだけで月額1,800円(税抜)はきつい・・・・。
UCIワールドツアーの放送数もDAZNに劣りますし。
「サイクルパックだけだと飽きる!」との意見が圧倒的に多いので、J SPORTSに申し込む場合は他スポーツが見れるスカパー経由が無難です。
DAZNとJ SPORTS結局どっちが良い?
DAZNとJ SPORTSですが、結局のところ見たいレース次第ですね。
グランツールだけでいえば、DAZNがジロ・デ・イタリアを放送します。
それに対して、J SPORTSはツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを放送するのでグランツール重視ならJ SPORTS(スカパー)に軍配が上がる形でしょうか。
⇒グランツール重視ならJ SPORTS(スカパー)!公式サイトはこちら
放送レース数と、常時契約ならDAZNが強い。
グランツールを重視するならJ SPORTS(スカパー)と書きましたが、DAZNも強みがあります。まずは、放送レース数ですね。
クオリティの高いレースを例に挙げますと、UCIワールドツアーの放送数がJ SPORTS(スカパー)だと15レースです。(2018年シーズン)
DAZNの場合、UCIワールドツアーは21レース放送しているので6レース分多いです。
更にUCIヨーロッパツアーを60レースも放送するという豪華ぶりなので1年中ロードレース三昧の生活を送れます。
他のスポーツとの兼ね合いにも強いので、「ロードレース以外の試合も見たいわ!」という人はJ SPORTS(スカパー)よりDAZNがおすすめです。
お金があるなら二刀流も視野に
これは理想論ですが、金銭的に余裕があるのならJ SPORTS(スカパー)とDAZNの二刀流も選択肢に入ります。
二刀流によってUCIワールドツアーもグランツールもコンプリート出来ますから。
個人的に「使える方法だなー」と思ったのは、普段はDAZNと契約し、ツール・ド・フランス&ブエルタ・ア・エスパーニャのシーズンのみJSPORTS(スカパー)と契約する手法です。
「JSPORTS(スカパー)のメリット」という項目でも書きましたが、これを使えばお互いのサービスの良さを最大限に生かせます。
最高峰のロードレース!グランツールについて
ロードレースの中でも世界最高峰の大会と呼ばれているのがグランツール(三大ツール)です。
各レースについて簡単にまとめました。
1.ジロ・デ・イタリア

ジロ・デ・イタリアは1909年という、今から100年以上も昔に始まった歴史のあるレースです。
「イタリアを一周する」というコンセプトをもとに開催されています。
美しくも険しい山岳地帯あり、コース上に世界遺産あり、島をメインとしたステージあり、市街地ありとイタリアの魅力がギュッと詰まっているコース設定です。
観戦している分には美しいイタリアの風景を感じることが出来ますが、コースは厳しく難攻不落で選手たちのメンタル・脚力を消費させます。
21ステージ、3562.9kmに渡る熱く激しい戦いをご覧あれ。
2.ツール・ド・フランス

言わずと知れた自転車ロードレース大会の王様、それがツール・ド・フランスです。
自転車競技に全く興味を持たない人ですら、名前くらいは聞いたことがあるくらい日本でも有名ですね。
コースはおおむね平坦→山岳→平坦→山岳と繰り返され、緩急のあるバランスの取れたコース設定が特徴だと言えます。
主にピレネー山脈、アルプス山脈がコースとなる山岳ステージでは何度も名場面が生まれてきました。
栄光あるマイヨ・ジョーヌを巡る戦いは見逃せません。
3.ブエルタ・ア・エスパーニャ

ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスが終わると、グランツール最後の1つであるブエルタ・ア・エスパーニャが開催されます。
1ステージ当たりの距離がジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスと比べると短いため「スピード感」が一番感じられるのが特徴です。
しかしながら、スペイン特有の山岳地帯が多いコース設定なのでクライマーvsスプリンターの勝負となりやすいですね。
レッドジャージを巡るスピードバトルはパワフルさを感じさせます。
まとめ
・ツール・ド・フランスが見たいならJSPORTS(スカパー)
・普段はDAZN、ツール・ド・フランスの時期のみJSPORTS(スカパー)と契約するのが効率良い